第39回「すべてのものに生命を」

パペット(人形)で遊ぶ子どもたち

メルヘンハウスに入ってすぐのところに絵本のキャラクターのパペット(人形)がいくつか置いてあります。子どもたちの集中力がなくなってきた時、パペットで遊んで一息入れる役目を果たしています。

子どもたちは、背中に手が入りちょっとした動きができる人形が好きです。時々スタッフも人形を持って相手をします。腹話術のようにはいきませんが、声色を使って話すと大喜びで反応してきます。

ある時、『はらぺこあおむし』 (偕成社) のページをめくりながら、4才ぐらいの子どもが何やらひとりごとを言っていたので、近くに寄って聞いてみました。328010

「りんごを見つけて食べました。むしゃむしゃ」「なしを見つけて食べました。しゃりしゃりしゃりしゃり」「すももを見つけて食べました。ぽりぽりぽり」小さいあおむしの人形を持って自分で新しいお話を作っていました。(この場合は、『りんごがドスーン』(文研出版)もお話づくりに加わっていて、擬音はこの本から出てきています)。絵本の中のあおむしくん、パペットのあおむしくん、それぞれに生命を感じながら楽しんでいます。350_Ehon_4516

子どもが非日常の世界を訪れる時、パスポートに代わるものが必要

子どもは、いろんなものに生命を与えることができると言われています。だから道端に咲く小さな花や、ころがっている石ころなどにも、人形と同じように話しかけることができます。大人が子どもと同じように花や石や人形に話しかけたら変ですが、子どものそれは、まったく自然な姿です。

絵本を読むということは、非日常の世界を楽しむということであり、その中で描かれた人や物に生命を与えることであります。

子どもが非日常の世界を訪れる時、パスポートに代わるものが必要な気がします。パペットも、花も、石も、おもちゃも……、絵本もそのパスポートのひとつでしょう。これを持って、絵本の中で広がるもう一つの世界で、主人公といっしょに笑ったり、怒ったり、しているのです。

素直に生命を感じるからこそ、子どもは優れた読書術を持っているのです。

代表 三輪哲

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営業時間
午前10時~午後7時まで
定休日
毎週水曜日
住所
〒464-0850 名古屋市千種区今池2-3-14
JR・地下鉄東山線 千種駅徒歩5分
※駐車場は店の裏手に5台
詳しいアクセス
TEL
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