第1回「子どもの本が手に入らない」

はじめに

どうして子どもの本専門店を始めたのですか?

どうして漫画や雑誌は置かないのですか?

どういう風にして3万冊の本を選んでいるのですか?

どうしたら子どもが本好きになりますか?

今までこのような「?」をたくさん聞かれました。メルヘンハウスの40年を振り返りながら、行ったり来たりしながら、こんな「?」に応えていこうと思います。

移転前のメルヘンハウス

移転前のメルヘンハウス

なぜ子どもの本専門店だったのか? その1

子どもの本は、大人の本と比較しても遜色なく、それ以上に深みと広さがあり、とてもおもしろいものです。便宜的に「子どもの本」としていますが、本当は「0才から100才までの方が楽しめる本」と表現したいといつも思っていました。このおもしろくて楽しい子どもの本は、一般書店では、「子どもの」という冠のためか、当時は(今もあまり変わりありませんが)店の隅に追いやられ、種類・量ともたくさんはありませんでした。子どもの本として並べられていても、そのほとんどは、名作のダイジェスト版、TV直結のアニメーション絵本、安易に出版されたお子様ランチ風のものでした。子ども観をしっかり持った、心から感動する創作ものなどほとんど並んでいませんでした。

1973店内

移転前の店内には今も現役で活躍中の
おてんきカレンダーが!

探しても探しても・・・

子どもの本のおもしろさを知った私は、こんな状況に憂えを感じていました。また読みたい本は、すぐには手に入らず、書店員に「2週間お待ちください」と言われてがっかりすることがほとんどでした。ある時、ファンタジーの傑作『トムは真夜中の庭で』(岩波書店)を読みたくて近所の本屋へ行きましたがありません。同じ大通りの500メートル離れた本屋へ行きました、ここにもありません。3軒目も4軒目もありません。「ようし、あるところまで行ってみよう」と、意地になって歩いたものです。こんな繰り返しを10回近くしました。気がついたときには、名古屋の中心にまで来ていました。これを最後にしようと大型書店に入ってみてもやっぱりありません。どの本屋も「取り寄せますので、2週間お待ちください」の定型句です。2週間経ったら読みたくなくなるかもしれません。読みたい時に、目の前にその本が並んでいる、そのタイミングが大事です。特に子どもの場合は、そんなタイミングのいい出合いをさせてあげたいと思いました。

もう一般の本屋には任せておけない、いつでも子どもたちが読みたい本が用意されている本屋を自分でつくってしまえ、こんな想いが心の中で膨らんできました。そのための準備に取り掛かることになりますが、その話は次回に回します。

メルヘンハウス代表 三輪哲

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お店のご紹介 詳細

営業時間
午前10時~午後7時まで
定休日
毎週水曜日
住所
〒464-0850 名古屋市千種区今池2-3-14
JR・地下鉄東山線 千種駅徒歩5分
※駐車場は店の裏手に5台
詳しいアクセス
TEL
052-733-6481

選びぬかれた絵本や童話を常時30,000冊揃えて、みなさまのご来店をお待ちしております。

絵本の読み聞かせ、紙芝居など、楽しいイベントを定期的に開催しております。

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