第12回「歳を重ねたものです」

全く興味がなかったはずなのに・・・

紅葉を見に京都へ行ってきました。紅葉を見るなど、何年か前までの自分だとしたら想像がつかない行いとしかいえません。それほど四季折々の自然の姿などに興味を全く持っていなかったのです。特に秋などは、「寒かったり暑かったり、なんて中途半端な季節なんだ!」とか、「スポーツの秋だの、読書の秋だの、食欲の秋だの、~の秋って多すぎじゃないの?」と、どこか気候的にはほんわかしながらも、何かをせねばならぬ!的な雰囲気が好きではありませんでした。

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景色よりも足の角度がステキ!

人は変わっていく生きものなんです。

何年か前から、「秋っていいなぁ」と思うようになりました。どんなキッカケだったかわかりませんが、決して突然ではなく秋の良さが僕の中にフェードインしてきたのでしょう。そして、全く関係ありませんが、時を同じくして、甘辛料理が食べれるようになりました。僕はずっと甘辛料理が嫌いで、煮付けや肉じゃがやつくねバーガーなどなど、甘辛に対して「甘いか辛いかどっちかにしてくれ!」とかなり辛口な考えを持ってました(矛盾しますが、アナゴ寿司とかみたらしは大好きです!)。いずれにしろ、タイミングが一緒であったことは事実です。

そうだ 京都、行こう

今まで京都に行くとしたら、歴史建造物だけでOK!季節なんぞはどうでもいい派でしたが、「京都に行くなら、紅葉がキレイな季節が良いよね~!」なんて具合で行ったわけで、しかし、そこはやっぱり歴史建造物LOVE!として、一つでもしっかり目に焼き付けておきたいと、まずは三十三間堂で1000体の仏像に会ってきました。単純にスタンディングでキャパ1000人(体)クラスのライブハウスが約800年ほど前に完成していたのだからスゴイなぁと、これまた柱に手を置き、「俺は何百年前の人間と今触れ合っている」と勝手にコミュニケーションを取れた気になるものです。

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キャパ1000体のハコ

赤、黄、緑notラスタ

三十三間堂でのコミュニケーション後は、嵐山と法然院銀閣寺にて紅葉を楽しみました。しかし、人間って本当に慣れる生きものなんですね。最初はちょっとした紅葉に「ワーワー!」言って興奮していたのが、徐々に慣れるに従って、「もっと赤い方が良い」、「色のバランスが悪い」など、評価が辛口になっていくわけです。そんな人間の性を実感しながらも、自然に溶け込むような砂盛りなどの表現の数々に感動。「やっぱり日本人っていいなぁ」と思ったりもしました。

行きたいところがあるんです!

紅葉ついでに京都で行きたい店がいくつかありましたが、日帰りで時間に限りがあるため、2つに絞りました。2つとも本屋さん。ひとつはメリーゴランド京都。しかし、銀閣寺でのほほんし過ぎて、夕方頃に店長の潤さんから「もう帰るでぇ」とメールが来て残念ながら行くこと出来ず(潤さんは子育てしながら店を切り盛りしている)。

こうなったら、もう一軒は必ず行かねば!と恵文社一乗寺店へ。何年か前に行ったときよりスペースが拡大しており、カフェができていました。今年の2月の大雪の日に、東京であった店長の堀部さんのトークショーへ行ったり、を読んだりしており、むかしから大ファンのお店。「この店で本を買いたい!」、「この店に置いてあるのであれば、間違いない!」という雰囲気はさすが!としか言えず、ちゃんとポリシーを持って本という媒体を通して発信していることがすごいなぁと思うわけです。そのうえ、マニアックなラインナップでなく、とても良いバランスでの構成。ジャンルは違えど同じ独立系の本屋として、とても大きな刺激をもらいました。

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要はセルフサービスです。

そんなこんなで京都でパワーチャージした後、高速道路の渋滞回避のため入ったサービスエリアでちゃんぽんめん大盛りを食べ、少し苦しい思いをしました。最後までパーフェクトな休日とはならず。詰めが甘いのか、欲張り過ぎたのかわかりませんが残念でした。でも、食欲の秋なので仕方ありません。

おしまい

※秋といえば、明日(11/15)は秋の工作教室「葉っぱでしおりをつくろう!」です!

三輪丈太郎
1975年名古屋生まれ。生まれた時から子どもの本専門店の息子という肩書きが嫌で、ここ最近までは全く児童書に関わりのないフィールドに生息。ある日、大尊敬する人から「メルヘンハウスって良いと思う児童書をセレクトして置いているんでしょ?それって、良質なDJと一緒だね!」と言われたことがキッカケでメルヘンハウスに入社することを決意。メルヘンハウスの息子歴38年、メルヘンハウス歴0.5年のかなり遅れてきたルーキー。

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お店のご紹介 詳細

営業時間
午前10時~午後7時まで
定休日
毎週水曜日
住所
〒464-0850 名古屋市千種区今池2-3-14
JR・地下鉄東山線 千種駅徒歩5分
※駐車場は店の裏手に5台
詳しいアクセス
TEL
052-733-6481

選びぬかれた絵本や童話を常時30,000冊揃えて、みなさまのご来店をお待ちしております。

絵本の読み聞かせ、紙芝居など、楽しいイベントを定期的に開催しております。

イベントページでご確認ください。

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