第33回「無添加の駄菓子屋さんになりたい」

新しいことはじめました!

メルヘンハウスでInstagramをはじめました。meruhenhouseで検索するとでてくるので、Instagramをやられている方は興味があればフォローしてください。メルヘンハウス公式アカウントとして運営をしますが、私、三輪丈太郎が管理をするので、もしかしたら偏りが多少出てくるかもしれません。いや、既に出ているのかもしれません。

メルヘンハウスでは、このホームページをはじめ、TwitterFacebookもおこなっています。そして、更新についても、これまた僕の割り合いがとても大きいのです。僕の割り合いが大きくなると、それは僕の視点や考え方が多く発信されます。つまりは、個人的な見解がメルヘンハウスのイメージになることもあると思います。

パブリックイメージってなんだろう?

では、メルヘンハウスのパブリックイメージってなんだろう?と考えます。43年もやっていると様々なイメージを、お客さん、スタッフ、出版社などが各々持たれている事でしょう。もっといえば、絵本をはじめ児童書のイメージも同じようなことがいえると思います。それが僕の個人的な見解を示すことで壊れてしまうのではないか?と懸念し心配してくれるスタッフもいます。そして、僕自身もそう懸念されることを全く考えていないわけではないのです。

では、波風立てずじっとしていれば良いのか?

そうはいきません。何故なら僕は、メルヘンハウスのパブリックイメージを守るために働いているわけではありません。メルヘンハウスをこれからも継続させていきたい!という想いは強くありますが、これとパブリックイメージを守るのは話が違います。

時代は変わり、コミュニケーション方法やモノの物流はものすごいスピードで変化しています。もしかしたら、それらを生み出している当の人間すら置いていかれているのでは?と思うぐらいのスピードです。もちろん、時代の変化で人間の考え方も変わってきています。本はアナログ媒体です。時代の最先端の技術や思考だけで考えれば、既に過去の遺物でしょう。しかし、どんだけ世の中で進んでいっても本は残ると思っています。そして、残さなければいけないと思ってます。もっと限定的にいえば、絵本など児童書は残らなければならないと考えます。

残らなければいけない理由については、ここで書くとそれはもう膨大な文字数になるので書きませんが、僕はその残らなければいけない理由を信念として今色々と動いているのです。その動きのひとつが、デジタルでの情報発信なのです。そして、そのデジタルでの情報発信の中に「人となり」を必ず伝えたいと思ってやってます。そうなると、メルヘンハウスのパブリックイメージを崩すような偏った見解であったとしても、表現をしていく必要があると考えます。

懸念とかリスクとかデメリットとか・・・

そして、メルヘンハウスのパブリックイメージは個々にあるとは思いますが、それが崩れることの恐れより、むしろ崩れた方が良い、崩さなければならないと思っているのです。それが例えガッカリさせてしまうことだとしてもです。

結局のところ、行きつくところは自己表現です。僕はメルヘンハウスというツールで自己表現をする。自分が思っていることを児童書というモノ、メルヘンハウスという店を通して表現していくこと。メルヘンハウスのなんとなくあるパブリックイメージに惑わされずに表現していくこと。その都度、その表現がベストだと思うことを信じて発信していくこと。これがとても大切なことだと思います。

43年も歴史があると、それが伝統という言葉になったり、継承を意識せざるを得ない状況が出てくるのですが、キープするところはしっかりとキープし、変えることはガシガシ変えていくつもりなのです。

無添加の駄菓子屋さん

そして、タイトルのはなし。駄菓子屋さんというのは、子どもたちが大好きな場所(今はあまり見かけないですね)。少ないお小遣いをなんとかやりくりして、お目当てのお菓子やちょっとしたオモチャを買ったり、そして、そこから流行が生まれたり(僕の時代はビックリマンチョコ)、言わば子どもたちの聖地であり、コミュニティー。しかし、そんな最高な反面、駄菓子の多くは、あまりカラダによろしくはない原材料が使用されていたりもします。

メルヘンハウスはもっと駄菓子屋さんにならなければいけないと思います。子どもたちが楽しく本を広げて、自分の意思で自分の好きな本を見つける。そして、本を通して子どもと大人のコミュニケーションが生まれる。そんな店を目指したいのです。今のメルヘンハウスで自信をもっていえるのは、とっても良質な原材料で作られた(創られた)、子どもたちにとっても良い本を揃えていること。

東山公園駅ではライオンも読書を楽しんでいます。

東山公園駅ではライオンも読書を楽しんでいます。

「無添加の駄菓子屋さん」は、矛盾する言い方です。しかし、その矛盾こそが挑戦すべきことであり、これからのメルヘンハウスのパブリックイメージになればと、僕個人は思っているのです。

おしまい

三輪丈太郎
1975年名古屋生まれ。生まれた時から子どもの本専門店の息子という肩書きが嫌で、ここ最近までは全く児童書に関わりのないフィールドに生息。ある日、大尊敬する人から「メルヘンハウスって良いと思う児童書をセレクトして置いているんでしょ?それって、良質なDJと一緒だね!」と言われたことがキッカケでメルヘンハウスに入社することを決意。メルヘンハウスの息子歴38年、メルヘンハウス歴0.5年のかなり遅れてきたルーキー。

 

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