第34回「隣町散歩〜過去・現在・未来〜」

散歩ばかりしています。

散歩が好きです。歩くのが好き、建物を見るのが好き、店に入るのが好き。そこにしかないものを見たり経験することがとっても好きなのです。

友達で「出不精で休みの日は家にいるなぁ」なんて聞くこともありますが、信じられません。僕はちょっとでも隙あらば、どこかに出掛けたいと思うのです。今の僕の隙あらばの隙は、お昼休みの1時間のなかでつくっています。

今日の日記は以前の日記と多少被ることになるかも知れませんが、その辺りはご勘弁を。

散歩に餅勘は外せません!

散歩に餅勘は外せません!

隣町の今池をブラリしました!

お昼ご飯を足早に済ませ、高牟神社にお参りし、ここからがお昼休みのお楽しみタイムのはじまりはじまり〜!昨日は隣町の今池をブラリとしてきました。

今池は今もそうですが、イメージとしては大人の街だと思います。飲み屋さんなどが多く、夜になると活気が出てくる場所。すなわち、どちらかというと昼のイメージのあるメルヘンハウスの真逆な街。そんな今池ですが、昼は夜のような活気はありませんが、大きな今池公園があったり人も少なく、のんびりと散歩出来るのです。

名古屋はその昔、地下鉄が出来る前まで市電が街中を走っていたそうです。今池も例外でなく、いくつかの線が交差する駅だったようで、その影響で人が集まる場所であったようです。父の昔話を聞くと、今池にはいくつもの屋台が夜になると出店し、学生時代には20〜30人の学生でお金を集めて、ひとつの屋台を一晩買い切って飲み明かすなんてこともあったようです。今では屋台は全く見かけることはありませんが、その名残もあり飲み屋さんが多いのでしょう。

さあ、散歩です。やはり夜の街ということもあり、昼間から元気にやってます!というお店は少ないようです。メインストリートには大型スーパーやパチンコ店やチェーン店などもあるので、にぎやかではありますが、僕の散歩コースの基本はメインストリートからちょっと外れた路地のようなところなので、あまり関係ありません。

こんなステキな教会もあります。

こんなステキな教会もあります。

グッとくる、古いマンション

今池はメインストリートからちょっと中へ入るだけで、実は住宅街だったりするのですが、僕の散歩コースはその住宅街がメインです。この住宅街にある昔のマンションのデザイン、かなりグッとくるものがあります。「マンション」って言葉らしいマンションというのか、それぞれが個性があってとてもステキなのです。それは、カクカクとした形であり、ベランダの柵の形状であったり、タイルの色であったり、60〜80年代のデザインが満載。「レトロ」と一言で片付けることのできないオリジナリティ溢れるマンションの宝庫!

23年ぶりに名古屋に帰ってきて、馴染みある実家付近のマンションも、建て替えで現代的なデザインのものが増えたりするなかで、今池あたりはどこか懐かしく、このままずっと残ってほしいなぁと思う光景です。

今池はマンションだけでなく、古い民家も多く、木造の平屋なども多く見かけます。玄関先にある植木鉢、ネコよけのペットボトルが大量に置いてある光景(効果はあるのか?)は、なんかグッときます。僕は1975年生まれの今年40になる男ですが、このノスタルジーを求める感覚が年々強くなっている気がします。

とある接骨院のマーク。神業!

とある接骨院のマーク。神業!&ナイスデザイン!

祖母基準から変わっていくとするのであれば・・・

こんなノスタルジーな散歩中に思い出すのは、やっぱり祖母との思い出。そして、その祖母を思い出す度に思うことは、「祖母の孫だ」ということ。当たり前のことなんですが、僕にとってはとても重要なこと。散歩に出るときは何か考え事をしているとき。そう、毎日昼休みに散歩をしているってことは、毎日考え事をしているのです。その中でも祖母が登場するときは、自分に迷いが強いとき。

ちょっと変わったお地蔵さん

ちょっと変わったお地蔵さん

「祖母の孫だ」というのは、「祖母に恥じないような自分でいなくてはならない」と思うことなのです。僕の自分自身の良し悪しのジャッジメントは、「祖母に自信をもって顔向けできるか?」。これから先もそのジャッジメントの基準は祖母なのか?おそらくそこは変わっていくでしょう。家族が出来て、新しい命が生まれたりしたら、ジャッジメントは新しい命になるのだと思います。それが、僕のなかでは過去と未来を繋ぐ、今を生きることなんではないか?と大袈裟にも思っています。

「子どもに自信をもって顔向けできるか?」

いつの日かそう変わるかもしれません。

おしまい

三輪丈太郎
1975年名古屋生まれ。生まれた時から子どもの本専門店の息子という肩書きが嫌で、ここ最近までは全く児童書に関わりのないフィールドに生息。ある日、大尊敬する人から「メルヘンハウスって良いと思う児童書をセレクトして置いているんでしょ?それって、良質なDJと一緒だね!」と言われたことがキッカケでメルヘンハウスに入社することを決意。メルヘンハウスの息子歴38年、メルヘンハウス歴0.5年のかなり遅れてきたルーキー。

 

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お店のご紹介 詳細

営業時間
午前10時~午後7時まで
定休日
毎週水曜日
住所
〒464-0850 名古屋市千種区今池2-3-14
JR・地下鉄東山線 千種駅徒歩5分
※駐車場は店の裏手に5台
詳しいアクセス
TEL
052-733-6481

選びぬかれた絵本や童話を常時30,000冊揃えて、みなさまのご来店をお待ちしております。

絵本の読み聞かせ、紙芝居など、楽しいイベントを定期的に開催しております。

イベントページでご確認ください。

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