おくはら ゆめ さん-『しっぽがぴん』

おくはらゆめ

おくはら ゆめ さん

 3年前に北海道を旅している途中、何かをくわえて歩いているキツネを見ました。キツネは一瞬こっちをふりむいてくれました。そのとき、私にはキツネが黄色くかがやいて見えたんです。それからキツネをいっぱい描きだしました(私には時々マイブームの動物ができて、それがシマウマだった時に作ったのが『くさをはむ』〔講談社〕という絵本です)。

 そんな頃に展覧会があって、私はキツネがしっぽをぴんとさせている絵を描きました。タイトルは「しっぽがぴん」です。その絵が描けた時に、しっぽっていいなあ!と思って、ネコがしっぽをたらりとさせている絵も描きました。タイトルは「しっぽがたらり」。

 しばらくしてから「まわりで赤ちゃんがたくさん生まれてくるから、赤ちゃんのための絵本を作ってみたい!」と思った時に、思い出したのが、その二つの絵でした。

 試しに“ぴん ぴん たらり ぴん たらり”と声に出してみると、お祭りの時みたいな浮かれた気持ちになったので、そのおめでたい空気を絵本にとじこめようと決めました。

 私はお祭りの太鼓や笛の音を聴くと、お腹の底から気持ちが盛り上がってきて、それをおさえる事は決して出来ないんですが(みなさんはどうですかなあ?)そういう衝動に理由はなくて、おおお!私にもご先祖の血が流れているんだなあと感じます。

 そんで石器時代にとれたてのマンモスを囲んで、ウホウホとお祭り(のような事)をしてた人達を想像します。
『しっぽがぴん』〔風璹社〕は、たぶんそんな空気の絵本です。ちょっと訳が分からないかもしれないけれど、訳がない絵本です!!!

 

プロフィール
おくはら ゆめ(オクハラ ユメ)

1977年、兵庫県生まれ。2008年『ワニばあちゃん』(理論社)でデビュー。『くさをはむ』(講談社)で第41回講談社出版文化賞絵本賞、『シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる』(童心社)で第18回日本絵本賞を受賞。

しっぽがぴん : おくはら ゆめ
おくはら ゆめ / 作
風濤社

きつねの「しっぽがぴん♪」「しっぽがたらり♪」「ぴんも たらりも できるのよ♪」「ほら、ぴん たらり♪」愉快なリズムに、ねこも、かめも続きます。最後はみんなで!なんだか癖になるリズムに、おもわずまた最初から読んでしまう、おかしなループ。和のテイストあふれる幼児絵本。

対象年齢 : 4才ぐらいから
1,200円 + 税 購入する
くさをはむ : おくはら ゆめ
おくはら ゆめ/ 作
講談社

しまうまたちの、満ち足りた、まいにち。朝も、昼も、夜も、ぼくらは毎日、草をはむ。ときには草の気分になったり、草の歌をうたったり。単純だけどみちたりたくらしを、気持ちい~い絵でつづる絵本。

対象年齢 : 4才ぐらいから
1,400円 + 税 購入する
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営業時間
午前10時~午後7時まで
定休日
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住所
〒464-0850 名古屋市千種区今池2-3-14
JR・地下鉄東山線 千種駅徒歩5分
※駐車場は店の裏手に5台
詳しいアクセス
TEL
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