第8回「日本でいちばん会話の多い本屋でありたい!」

会話の中から生まれる本との出合い

昨年の春からスタッフになった息子から、「メルヘンハウスは、日本でいちばん会話が多い本屋でありたい」という提案があった。
本屋といえば、一般的には、静かな環境で個人的な密かな作業(本との出合い)を楽しむ場のように思われています。でもそれは対大人の話で、子どもの本専門店は、それとはちょっと違うと私たちは思っています。いつもにぎやかでありたいと思っています。

「君は何才ですか?」
「どんな本が好きですか?」
「最近どんな本を読みましたか?」
「今日はどんな本を探していますか?」

こんな会話の中ですてきな本との出合いができあがっていくのです。一人ひとりの子どもが持つ本の情報と、私たちが持つデーターとのすり合わせで自分のものにする本が決まっていきます。

今でも続く、腹話術の集まり(移転前)

今でも続く、腹話術の集まり(移転前)

子どもの本心とのやり取りが大切!

本に関する会話だけではありません。本選びで心が開いた子どもたちからは本音も聞こえてきます。「あたらしい先生、優しそうだよ」「児童会の会長選挙で、落ちちゃった」「仲良しのともだちが引っ越してしまうんだ。寂しくなるよ」「お母さんすぐ怒るんだ。いやになっちゃう」……、本心から出る会話がどんどん膨らんでいきます。目には見えない子どもの思考回路が分かってくると、本選びのお手伝いの参考にもなります。

開店時から、当たり前のように始まった子どもたちとのおしゃべりは、ずっと今に繋がってきていますが、これが大人も巻き込んだ子どもの教育論や文化論に広がってくるのです。「私買う人」「私売る人」という自動販売機のような関係からは、何も得ることができませんが、心を開いたおつきあいだからこそ、そこから子どもの瑞々しい感性を学ぶことができます。

工作教室の風景(移転前)

工作教室の風景(移転前)

初心を忘れずにいるということ

40年もやってきたメルヘンハウスなのに息子の提案に端を発して、なぜ今更こんな話題を取り上げるのかといえば、常に心がけなければいけないことであり、子どもから学ぶ姿勢を保つ、忘れてはいけないことの大原則だからです。

そしてこの思いが、店内で毎週土日に開かれる「おはなし会」や、平日の「おはなしひろば」へと発展してきています。子どもが喜ぶことはもちろん、私たちスタッフも楽しむと同時に大事な勉強の場として、「日本でいちばん会話が多い本屋」を目指していきます。

代表 三輪哲

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お店のご紹介 詳細

営業時間
午前10時~午後7時まで
定休日
毎週水曜日
住所
〒464-0850 名古屋市千種区今池2-3-14
JR・地下鉄東山線 千種駅徒歩5分
※駐車場は店の裏手に5台
詳しいアクセス
TEL
052-733-6481

選びぬかれた絵本や童話を常時30,000冊揃えて、みなさまのご来店をお待ちしております。

絵本の読み聞かせ、紙芝居など、楽しいイベントを定期的に開催しております。

イベントページでご確認ください。

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