第49回「本を紹介しました」

人のつながりからのはじまり

3月も今日で終わり。昨夜は名古屋の山崎川で夜桜を楽しみました。結構な人出でしたが、屋台がひとつも出店していませんでした。しかし、ひとつだけ焼き芋の移動販売の車が!焼き芋美味しかった〜!みなさんは花見など楽しんでますか?

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友達の装丁がとてもステキなのです!

さてさて、このたびミシマ社から発刊された『THE BOOKS green〜365人の本屋さんが中高生に心から推す「この一冊」』にて1冊紹介させていただきました。

お誘いは昨年の暮れ。突然ミシマ社の方からお電話をいただきました。メリーゴーランド京都の鈴木潤さんが僕のことを紹介してくれたらしく、「中高生のための1冊を選んでほしい」とのことでした。ミシマ社は前から大好きな出版社で、僕なりの解釈では、かなりオルタナ的要素が強く尊敬していたので、「是非是非!」と嬉しくおはなしを受けました。

友達 再会 同じく携わる

先日、出来上がった本をちくさ正文館で購入し早速読んでみました(後ほど献本が届きましたが、敬意を示しお金を払って購入)。「知ってる名前もいくつかあるなぁ」とか「なるほど!そうきたか!」なんてパラパラとページをめくりながらフムフムと。

しかも、「装丁がオシャレだなぁ〜!」と思っていたら、ナント!僕が昔通っていたセツモードセミナー友達!僕よりちょっと年上のその友達は、一時期とても親しく、東京で一緒にイームズの展覧会に行ったり、カレー食べたり、色々な熱い話をしたりと、当時からフリーでデザイナーとして活動していた彼からの刺激はとても強く、しばらく疎遠となっていましたが、偶然にギャラリーで再会!そして、今回の巡り合わせです。とても興奮してしまいました。

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ミシマ社から届いた本とメッセージ

そんなこんなで、この本に違った思い入れもあったりするのですが、そんなことを省いてもとても良い本だと思います。献本時に同封されていたミシマ社の三島邦弘さんの言葉にとても共感し(ご本人の許可をいただいていないので、ここでは述べません)、そしてグッときて、僕ら(書店)が出来ることってなんだろう?と、またまた原点回帰する機会となりました。

紙の本は時代遅れか?

誤解を恐れずに、そして極端に言えば、紙の本と言うのは時代遅れの産物かもしれない。必要としている人はごく一部の人で、他の人たちは「タブレットで読めるでしょ?」、「本ってかさばるしね!」なんていう考えがこれから主流になっていくかもしれない。いや、既に世の中ではそんな考えになっているかもしれない。雑誌で得ていた情報は、インターネット上で得られるようになり、雑誌の廃刊、休刊は相次いでいます。

絵本など児童書も、「絵本はやっぱり紙じゃないとね!だから、電子書籍にはならないでしょ!」なんて最もな意見もありますが、とにかく売り上げは落ちているのが現状です。

「本(児童書)ってもしや、必要とされていない?」

こんな言葉がメルヘンハウスに入って1年の僕の頭で、いつもグルグルしています。書店は本の売り上げだけでの生計が厳しくなり、ステーショナリーコーナーの比率が増加したり、カフェを併設する本屋さんが増えています。そのような本屋さんを決して悪く言うつもりはありません。しかし、僕がやりたい本屋さんの形態ではない。

本が売れていない状況を、本以外で賄うことが本当に良い事なのか?それが本屋さんなのか?大型ショッピングセンターのように、あらゆる複合がニーズなのか?本屋が本屋であるためにはどうしたらよいか?日々頭の中は混乱しています。

そんな中で、この本と三島さんの言葉に大いに刺激を受け、また決意を新たにメルヘンハウスでやっていきたいと思う事ができました。

断りなく三島さんの同封されていた言葉を一文だけご紹介。

「今」が過去ではなく、未来へと接続していかなければならない。その岐路が「今」だとすれば、私たち(書店)の行動が、未来の本好きを存在させるか否かにかかっている。

この一文に震えながら、明日のエイプリルフールにどんな嘘をつくことができるか?と考えています。

おしまい

 

 

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お店のご紹介 詳細

営業時間
午前10時~午後7時まで
定休日
毎週水曜日
住所
〒464-0850 名古屋市千種区今池2-3-14
JR・地下鉄東山線 千種駅徒歩5分
※駐車場は店の裏手に5台
詳しいアクセス
TEL
052-733-6481

選びぬかれた絵本や童話を常時30,000冊揃えて、みなさまのご来店をお待ちしております。

絵本の読み聞かせ、紙芝居など、楽しいイベントを定期的に開催しております。

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