第10回「ブッククラブの誕生と意味」

お手本にしたのは、アメリカの百貨店。

最近、子どもの本のブッククラブ(定期購読)を展開するお店が増えてきました。毎月、独自の本を年齢別にプログラムして、送るというシステムです。メルヘンハウスでは、30年以上前から展開しています。
 
このシステムは、アメリカの百貨店がやっていた通信販売を参考にしました。アメリカのように広大な土地では、実物を手にとって購入することが結構難しいので、生活雑貨を中心とした百貨店の膨大なカタログを見て注文する通信販売が盛んに展開されていました。私もアメリカ生活の中では、時々利用したものです。このシステムのブック版がブッククラブです。monogatari_06

「すべての子どもに読書の喜びを!」

出版社主導のアメリカ型ブッククラブではなく、私たちの気持ちや願いが入ったものを目指しました。そのためには、利益最優先とはいかず、たいへん苦労したものです。でも「すべての子どもに読書の喜びを!」という理念は崩しません。ですから、読書の喜びに気づいていない子ども、都市圏だけでなく町に本屋のない過疎地域の子ども、親の仕事の関係で外国で暮らす子どもたち、などいろいろな子どもがいますが、皆に笑顔が生まれるようなブッククラブを目指しています。

私たちのブッククラブは、奇をてらうものではなく「これだけは是非出合ってほしい」という基本的な本(ロングセラーが多い)で、プログラムしてあります。ですから30年間連続で使っている本もあります。monogatari_19

壮大な夢かもしれませんが・・・

子どもの本選びに迷いのある方、子どもの成長に合った本を探している方、偏りなくいろいろな本を読んでほしいと願う方など、子どもの読書について実にいろいろな悩みを、お持ちだということが分かりました。毎月同封される情報紙「ひろばメルヘン」もそんな方々の手助けになっているようです (詳しくは当HP・ブッククラブのページをご覧ください)。

「すべての子どもに読書の喜びを」、壮大な夢かもしれませんが、ブッククラブもその実現のための一つの試みです。

代表 三輪哲

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おすすめ情報

お店のご紹介 詳細

営業時間
午前10時~午後7時まで
定休日
毎週水曜日
住所
〒464-0850 名古屋市千種区今池2-3-14
JR・地下鉄東山線 千種駅徒歩5分
※駐車場は店の裏手に5台
詳しいアクセス
TEL
052-733-6481

選びぬかれた絵本や童話を常時30,000冊揃えて、みなさまのご来店をお待ちしております。

絵本の読み聞かせ、紙芝居など、楽しいイベントを定期的に開催しております。

イベントページでご確認ください。

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