第70回「子どもにそっと知らせたい」

工藤ノリコさんがやってきた!

先週の土曜日は、工藤ノリコさんがメルヘンハウスに来てくれました。そう、今メルヘンハウスでは、「ザ・ベスト・オブ・工藤ノリコ!」と題して、工藤ノリコさんが出されている絵本の原画をほぼ展示しているのです。

さてさて、工藤ノリコさんってどんな人?なんて方もいるかもしれませんが、子どもたちをはじめ、大人の女性ファンも多い大人気の絵本作家でもあり、漫画家、イラストレーターなどなど、描くことについて様々な顔を持っている方です。

僕は今回、工藤さんにお会いするのは初めてでしたが、以前から工藤さんの担当編集者から音楽好きでステキな方という話は聞いていたので、お会いできるのをとっても楽しみにしていたのです。さあ、工藤さんがやってきました!工藤さんの担当編集者と工藤さんのパートナーで映像作家の工藤利幸さんと3人で(後ほどもう1人の担当編集者の方も合流し計4名)。

空気感を共有

人と人が出会うとき、言葉などではない空気感というものがあります。その空気感だけで充分というような。工藤ノリコさん、工藤利幸さんとは空気感をすぐに共有出来ました(担当編集者とは何度も会っているので旧知の仲です)。

当日は、お絵かき会、スライドトークショー、サイン会など、メルヘンハウスの午後は工藤ノリコさん一色となりました。詳しいレポートはまたイベントレポートにてお伝えしますが、このイベントはとにかく「子ども」という単語をよく耳にしたイベントでした。メルヘンハウスは子どもの本専門店のため、普段から「子ども」という単語はもちろんよく耳にします。よくというよりはものすごく多く耳にするし、ものすごく多く僕も使う単語です。

「子ども」「こども」「コドモ」

では、このイベントで耳にした「子ども」とは一体どんな意味?工藤さんが発する「子ども」ってどんなこと?それは「子どもたちに〜」、「子どもたちが〜」、「子どもたちと〜」ということでした。

「子どもたちに何を伝えたいか?」、「子どもたちがどう楽しめるか?」、「子どもたちと一緒に何ができるか?」、お絵かき会とスライドトークショー、いずれでもたくさん出て来た言葉です。つまりは、工藤ノリコさんの発する絵本というのは、「子ども」に向けて発信されているということ。それは工藤さんだけでなく、工藤利幸さん、担当編集者のお二人もそうでした。

つまり空気感だけで充分というのは、「子ども」という言葉の先の意味が一緒であったということでした。イベント終了後に晩ご飯をご一緒した際に工藤さんが言ってくれた言葉が嬉しくて、そして、その言葉は「工藤さんもそうじゃないですか〜!」と言いたくなるような事。

「メルヘンハウスは子どもを大切にしている本屋さんで、とても好きなんです!」

とっても嬉しく思い、同じ場を共有し一緒に作ることが出来て良かった!と心から思えたのでした。

美味しい晩ご飯(もちろんピカイチ!)、美味しい話のあとは、ライトアップされた名古屋城を見に行ったりしながらホテルまでお送り。そして、1人の帰り道は工藤さんも好きなポーグスを聞きながら帰りました。

絵本作家、書店と立場は違えど大切にしていることは一緒。そんなことを噛み締めて、また会える日はいつになるのかわかりませんが楽しみなのです。でも、工藤さんに会えなくとも、工藤さんの新しい絵本に合えるのを楽しみにしています。

おしまい

三輪丈太郎
1975年名古屋生まれ。生まれた時から子どもの本専門店の息子という肩書きが嫌で、ここ最近までは全く児童書に関わりのないフィールドに生息。ある日、大尊敬する人から「メルヘンハウスって良いと思う児童書をセレクトして置いているんでしょ?それって、良質なDJと一緒だね!」と言われたことがキッカケでメルヘンハウスに入社することを決意。メルヘンハウスの息子歴39年、メルヘンハウス歴1年のかなり遅れてきたルーキー。

 

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定休日
毎週水曜日
住所
〒464-0850 名古屋市千種区今池2-3-14
JR・地下鉄東山線 千種駅徒歩5分
※駐車場は店の裏手に5台
詳しいアクセス
TEL
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