第74回「色んな人と色んなことを」

「お店にいるだけじゃ何も始まらない!」

僕は基本的にメルヘンハウスにいます。レジでお会計をしたり、店内を整理したり、バックヤードで検品をしたり、事務所でゴニャゴニャしたりと、そうこうしているうちに1日があっという間に過ぎていきます。

「お店にいるだけじゃ何も始まらない!」なんて鼻息荒く、何かないものか?と街に出かけることもあります。色んなところで、色んな人に会ったりすると、思いがけないところで繋がり、色々なアイディアが浮かんできたりするのです。

「一緒に何かやりましょうよ!」とか盛り上がっても、だいたいそのような話は、その場限りで「いいですね〜」なんて軽いやり取りで終わって、結局何もしないということも多々ありました。本当に素晴らしいことで実現させたい!と思っても、予算などクリア出来ないこともありました。そんなフラストレーションを沸々と溜めていたりします。

そんななか、今年に入ってからは色々と実現することが多く、とっても楽しいです。テンポ良く色々なことが決まっていくときは、おそらく「流れ」というものがあり、その流れに乗ってしまえばスイスイと気持ち良いサーフィンのようにグアングワンと波間を攻めるように進んでいくことが出来るようです(サーフィンは一度もやったことがありません)。

「流れ」良いとうまくいく

春先のイベント「3月7日は『ぐるぐるぐるぽん』」デー!は、本当に「流れ」が良かったイベントでした。ワークショップ、トークショー、映画上映会と「詰め込み過ぎ!」ではありましたが、出版社、作家、書店、そしてお客さんがみんな一緒になって素晴らしい時間を創り、共有することができました。

そして、今回!5月あたりに「一緒にやろうよ!」と話していたことが実現しました。それは、東京駅の目の前にある丸善 丸の内本店の児童書売り場とのコラボレーション企画「ちょっとそこまで、意外に近いね!名古屋⇔東京」です。

事のはじまりは、丸善 丸の内本店の児童書売り場の担当スタッフの方が名古屋に仕事に来た時のこと。一緒にご飯食べている時に、「東京と名古屋って意外に近いよね!新幹線のぞみに乗ったら1時間45分だもん。」なんて話をしていて、「お互いにおススメの本を並べたら面白くない?」、「どうせなら、新幹線のなかで読む本とかも選んだりして・・・」などなど、アイディアがどんどん涌き出してきました。

スピード感がたまらない!

アイディアが湧き出たからには、それを形にせねば!と、丸善 丸の内本店のスタッフの方からすぐに企画書が届きました。このスピード感が本当に早い!「思い立ったら吉日」なのか、「有無を言わせず」なのか、どんどん決まっていきます。気付けば、丸善 丸の内本店の児童書売り場ではフェアが開催されている!あれよあれよと言ってる間に目紛しく事が進んでいくことに焦りを感じ、昨日メルヘンハウスも目出度く設営完了しました。

こうやって、一緒に何かやるのはとても刺激的です。自分だけでは思いつかなかったこと、メルヘンハウスだけでは出来なかったことも実現します。今回の企画がどのような化学反応を起こすかわかりません、未知数です。しかし、大切なのは何か事を起こす実行力であったり、「まずはやってみる」というトライ&エラーの精神ではないかと思っています。

なんだか、こんな気持ちで発信していることが、この日記の文章でなく、本棚を見たり、企画だったり、そんなことで伝わるといいな!と思います。作家は本で自己表現をするだろうし、本屋は本棚(本の選書)や紹介で自己表現するものだと思ってます。

おしまい

三輪丈太郎
1975年名古屋生まれ。生まれた時から子どもの本専門店の息子という肩書きが嫌で、ここ最近までは全く児童書に関わりのないフィールドに生息。ある日、大尊敬する人から「メルヘンハウスって良いと思う児童書をセレクトして置いているんでしょ?それって、良質なDJと一緒だね!」と言われたことがキッカケでメルヘンハウスに入社することを決意。メルヘンハウスの息子歴39年、メルヘンハウス歴1年のかなり遅れてきたルーキー。

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お店のご紹介 詳細

営業時間
午前10時~午後7時まで
定休日
毎週水曜日
住所
〒464-0850 名古屋市千種区今池2-3-14
JR・地下鉄東山線 千種駅徒歩5分
※駐車場は店の裏手に5台
詳しいアクセス
TEL
052-733-6481

選びぬかれた絵本や童話を常時30,000冊揃えて、みなさまのご来店をお待ちしております。

絵本の読み聞かせ、紙芝居など、楽しいイベントを定期的に開催しております。

イベントページでご確認ください。

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