第75回「クラスメイトがやってくる!」

雨の日は気分が滅入ってしまいます。が!

雨の日が続くと気分が滅入ります。そう、天気に限らず、あらゆることに感情が左右されてしまう弱々しさをなんとかしたい、人生39回目の梅雨を過ごしています。しかし、そんな時に「よっしゃ!頑張るぞ!」と力をくれるのは家族であり、友達であり、同志たちなのです。

メルヘンハウスのようなお店をしていると、色々な再会があります。小学生の時の町内ソフトボールチームのチームメイトや、小学校、中学校のクラスメイト、中学野球部のチームメイト、毎日のように中学校の行き帰りを大きな声で歌いながら帰っていた親友などなど、「チリンチリン」とドアのベルが鳴り、反射神経で「いらっしゃいませ〜!」と声をかけてから時が止まる数秒間。子どもの頃の面影をおじさん、おばさんになった顔から蘇らせ、「あっ!久しぶり!」となると、もう嬉しくてたまりません。お店冥利につきます。

そんなつもりじゃなかったのに、過去が今を創る

なかには、同級生ではないですが、高校の後輩で子ども向けのユニットである、チリンとドロンは昨年のブックマークナゴヤでコンサートをやってもらったり、なんだか今まで「繋がるだろうなぁ」、「何か一緒にやるだろうなぁ」とか想像していないところで付き合ってきた人たちと、一緒にやったり、遊んだりできることがあります。

そして、今週の土曜日(7/11)のおやつの時間(15時)には、大友剛さんがメルヘンハウスにやってきます。子どもたちや保育、幼稚園の先生からも大人気で、今や年間何百ものコンサートを日本全国でおこなっている大友剛さんとは高校の時の同級生でクラスメイトなのです。剛(高校からそう呼んでいるので。)は、クラスでも真面目で誰にでもソフトで優しく、いつもニコニコしていて僕のギャグにもよく笑ってくれたりしてました(冬場は剛が自前で持ってきていたカシミヤのティッシュで鼻をかむのが好きでした)。僕などは平気で学校に遅刻していくわ、授業の態度も悪いわ、うるさいわで、全くの真逆のタイプでしたが、何故だか一緒に校内ライブに出たり、家に泊まりにいったり、カラオケにいったりと、楽しい時間を共有していました。

大友剛というクラスメイト

そんな剛は、僕がメルヘンハウスで働く前から、子どもたちにマジックやコンサートをしており、子ども業界(何か嫌な呼び方ですが・・・)の先輩です。僕がメルヘンハウスで働くことを知ると、とっても喜んでくれて前々から「何か一緒にやろうよ!」といってくれていました。今回はそんなことがようやく実現するのです!

2人とも高校生だった頃から20年以上経ち、お互いおじさんになりましたが、僕の中では剛は剛なわけで、大活躍している大友剛ってのは何だか別人のような気がしています。それはもしかしたら、仕事として再会することになるお互いがそんな想いかも知れません。剛のなかでは僕は「三輪さん」ではなく、「丈太郎」なんだと思います。でもそれで良いんです。それが良いんです。元々、僕らは利害関係でクラスメイトだったわけではないのだから。

かなりさいこう!

ショーをすることのプロである「大友剛さん」には失礼だとは思いますが、土曜日は僕のなかでは「剛との学園祭」の気分です。剛との学園祭は、高1でカレー屋さんをやり、高2で巨大迷路を作り、高3で映画を撮りました。場所は違えど、土曜日のメルヘンハウスでの剛のマジックショーとコンサートと読み聞かせは、僕らにとっては「高4の学園祭」というところです。

結構レアなCDかと思います

結構レアなCDかと思います

土曜日に参加される人には、僕と剛との関係などはどうでも良い話かとは思うし、私情をはさむべきことではないとは思います。しかし、正直な気分はこんなノスタルジーでありながらも、ワクワク楽しみな気分なのです。

おしまい

三輪丈太郎
1975年名古屋生まれ。生まれた時から子どもの本専門店の息子という肩書きが嫌で、ここ最近までは全く児童書に関わりのないフィールドに生息。ある日、大尊敬する人から「メルヘンハウスって良いと思う児童書をセレクトして置いているんでしょ?それって、良質なDJと一緒だね!」と言われたことがキッカケでメルヘンハウスに入社することを決意。メルヘンハウスの息子歴39年、メルヘンハウス歴1年のかなり遅れてきたルーキー。

この記事が気に入ったら
是非 いいね! してください
メルヘンハウスの最新情報をお届けします
人気の記事

Sorry. No data so far.

こちらもいかがですか?
  • 名称未設定-1
    第140回「読書の秋は忙しい!」

    2歳4ヶ月の創作話が面白い! 11月に入りました。秋は「読書の秋」と言われていますが、お陰さまで大忙し!「大人の絵本遠足」は毎週入っていて、多い時には週3回も開催することもあります。また、講演会にお呼びいただくことも多く…

  • 07-0310_01
    第139回「好きなこと(本)を好きなだけ!」

    車、電車の絵本がスキ! 9月に入りました。8月は夏休みということもあり、たくさんの子どもたちがメルヘンハウスに遊びにきてくれました。子どもの本専門店として、やっぱり子どもたちが大勢いる店内は賑やかで良いですね。今月は「読…

  • 『ともだち』
谷川俊太郎/文・和田誠/絵
(玉川大学出版部)
    第138回「かけがえのないもの」

    今日という日 今日は終戦記念日です。もう72年になるようですが、この日になると亡くなった祖母のことを思い出します。祖母が話してくれたのは、戦時中の苦しい生活や辛い出来事。毎年同じ話でしたが、小学生ぐらいからずっと聞いてい…

  • おしいれ
    第137回「読書感想文について」

    名古屋は連日の猛暑で帰る頃にはクタクタになっています。といっても、店内は冷房が効いているので、暑さのせいだけではないような気もします。「大人になると色々あるなぁ」とヒシヒシと感じる今年で42歳の男。子どもたちは「子ども」…

  • 『とべバッタ』
田島征三/作
偕成社
    第136回「栄養素の未来」

    「若さ」に触れると言うのは一つの栄養素 梅雨入りしてから、なんだか心も体がスライムのような気分です。「シャキッ!」とガリガリ君のようなシャープさがあれば良いのですが、そうもいきません。また梅雨が終われば、暑い夏がやってき…

おすすめ情報

お店のご紹介 詳細

営業時間
午前10時~午後7時まで
定休日
毎週水曜日
住所
〒464-0850 名古屋市千種区今池2-3-14
JR・地下鉄東山線 千種駅徒歩5分
※駐車場は店の裏手に5台
詳しいアクセス
TEL
052-733-6481

選びぬかれた絵本や童話を常時30,000冊揃えて、みなさまのご来店をお待ちしております。

絵本の読み聞かせ、紙芝居など、楽しいイベントを定期的に開催しております。

イベントページでご確認ください。

サイト内検索