第89回「本屋さんのお仕事は・・・」

来週から9月!早い!

気がつけば8月もあと1週間を切りました。メルヘンハウスは相変わらず10時オープンから元気に子どもたちがやってきてくれるお陰で、連日とっても賑やかな店内となっています。夏休みのため、普段名古屋には住んでいない子どもたちが名古屋のおばあちゃんの家に帰省ついでに寄ってくれたり、メルヘンハウスのブッククラブの会員の子どもが、お母さんと一緒に「聖地巡礼!」などといって訪ねてきてくれたりと、子どもたちと新しい出会いがたくさんあります。

配達は楽しい!

しかし、今日の午前中は外へ出かけていました。本屋さんの仕事は、基本的に店内での接客や入荷した本の検品や本の注文なのですが、「配達」という外に出かける仕事もあります。そして、この配達にはお届けするだけではない仕事も含まれているのです。それは選書。

今回はとある大学のなかに新しく出来る、子育て支援センターに置く本をお届けしたのですが、その約260冊の選書をメルヘンハウスのスタッフがやりました。予算や冊数、対象年齢などをお伺いし、スタッフで本を出し合って選書をするのです。この選書がなかなか悩ましいのですが、その分だけ楽しい!幼稚園、保育園などはもちろんのこと、車のショールームのキッズスペース、カフェなど、様々なところから依頼がきます。今回の選書には僕は参加していませんが、雑誌の取材や接客でのことも合わせて、相手を思い浮かべて選ぶという作業はとても張り切ってしまいます。

本屋さんの仕事は・・・

本屋の仕事って最近とても強く思うのは、本を置いてハタキをかけておけば良いだけじゃないってこと(そんな本屋も今はありませんね)。特にメルヘンハウスのような総合書店でも大手チェーンでもない本屋は、コミュニケーションあっての本屋です。ただ本を並べておくのではなく、ただ本を配達するだけではなく、お客さんに見合った本をしっかり手渡ししていくことが大切なんだと思います。

全く話は変わりますが、最近は幼稚園や保育園の先生が頭を悩ませながらメルヘンハウスにやってきて、そのほとんどが悩んだまま帰って行く光景が多々あります。先生たちの悩みのタネは、「お遊戯会」の演目選び。秋のお遊戯会にむけて原作選びに来るのですが、そのハードルの高いことったら!

登場人物多数、起承転結がはっきりしている、わかりやすい、楽しいなどなど、それらが全て備わった本を見つけるも、「その本は去年やったんです。」とのこと・・・。そうなってくると燃えるんです!さすがにこの本はないだろう?なんて自信満々でおススメして、「あっ、それは一昨年やりました。」なんて、トライ&エラーの繰り返し。大体、幼稚園や保育園の先生は夕方過ぎにいらっしゃることが多いので、夕暮れ時から19時の閉店まではスリリングな駆け引きがメルヘンハウス店内で行なわれているのです。

本を手渡していく

配達もお遊戯会の原作探しも、人との接点、コミュニケーションが大切。本に描かれている絵、書かれている文章をしっかりと届けるために、まずは人が本を手渡していることをしっかりと伝えていかねばなりません。

その人とは僕ら書店員だけでなく、作者であり出版社であり、児童書でいえば子どもの周りにいる大人の大きな役目であるのです。

おしまい

三輪丈太郎
1975年名古屋生まれ。生まれた時から子どもの本専門店の息子という肩書きが嫌で、ここ最近までは全く児童書に関わりのないフィールドに生息。ある日、大尊敬する人から「メルヘンハウスって良いと思う児童書をセレクトして置いているんでしょ?それって、良質なDJと一緒だね!」と言われたことがキッカケでメルヘンハウスに入社することを決意。メルヘンハウスの息子歴39年、メルヘンハウス歴1年のかなり遅れてきたルーキー。

 

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営業時間
午前10時~午後7時まで
定休日
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〒464-0850 名古屋市千種区今池2-3-14
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※駐車場は店の裏手に5台
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TEL
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