こいのぼりの絵本。おすすめの絵本5冊

こいのぼり

こんにちは。メルヘンハウスの三輪丈太郎です。

「こいのぼり」のお話と言われて、すぐ思い浮かぶものってありますか?」
「もちろん!」
そう答えたあなた・・・ひょっとして、それって「こいのぼり」の歌じゃありませんか?

こどもの日の行事として、人気の「こいのぼり」ですが、実は「桃太郎」や「浦島太郎」などとは違って、1つの物語が広く知られているというわけではありません。だから、こいのぼりの物語も実は様々。皆が共有しているお話も存在しないんです。そんなわけで、こいのぼりの絵本は自由度が高く、面白いお話がたくさんあります。

絵本の中には、きっと皆さんの想像を超えるこいのぼりの話も・・・今日はたくさんあるこいのぼりの絵本の中らからおすすめの5冊をご紹介します!お子さんと一緒に色々なこいのぼりの世界を楽しんでみてください。

1. 『そらまで とんでけ』(3才ぐらいから)


空までとんでけ

<あらすじ>
くりのきえんのみんなでこいのぼりを作ることになりました。しかし、女の子のみねこは「こいのぼりは男の子のおまつり」と言って作ろうとせず、みんなが作るこいのぼりの悪口ばかり。ようやく、みねこもこいのぼりを作りますが、うまく作ることができずに投げ出してしまいます。そのとき・・・。

1.1. 女の子にもおすすめの1冊

「こいのぼりは、おとこのこの おまつりだもん。」

先生が皆でこいのぼりを作ろう!と呼びかけた時に、みねこが言った言葉です。みねこ以外の女の子はそんなことを気にすることなく、こいのぼりを作り始めますが、確かにこいのぼりは端午の節句の風習のため、本来は男の子の行事です。しかし、みねこみたいに感じる女の子もいますよね。そんな女の子もきっと共感できるお話です。

1.2. こい以外にもたくさんの魚が登場

皆が作ったこいのぼりは・・・あれ、鯉じゃない?皆が作った魚は、金魚やフグやメダカなど。形も様々で、色々な魚が登場します。
ちなみに、こいのぼりは、鯉じゃないとダメなんでしょうか?はい。鯉じゃないとダメなんです。こいのぼりの言い伝えによると、たくさんの魚が滝のぼりに挑戦して、成功したのは鯉だけだったのです。だから、鯉以外の魚が「のぼり」にはなることはないんだそうです。

1.3. こいのぼり作りから学ぶ、みんなで共有することの大切さ

幼稚園・保育園での行事をとりあげながら、集団生活の楽しさと知恵を学ぶ「くりのきえんのおともだち」シリーズ(全12巻)の内の1冊です。この絵本からは、他の子どもたちの個性を尊重し、自分の個性も大いに発揮し、皆で共有することの大切さを学べます。こいのぼりをキッカケに、子どもたちの人を思いやる気持ちの成長に、そっと手を差し伸べてくれます。

2. 『ワニぼうのこいのぼり』(3才から)

ワニぼうのこいのぼり

<あらすじ>
お父さんはワニぼうのためにこいのぼりを買ってきました。気持ち良さそうに空を泳ぐこいのぼりを見てお父さんは「気持ち良さそうだなぁ」とこいのぼりのことが羨ましくなりました。そして、お父さんがとった行動は・・・。

2.1. あり得ないを楽しむナンセンス絵本

“ワニのぼり”なんてあり得ないですよね?絵本には、このように実際にあり得ないことがお話になっている、「ナンセンス絵本」と呼ばれるジャンルがあります。このお話は、まさにこいのぼりをテーマにしたナンセンス絵本なんです。「こんなことあり得ない」ではなく、「こんなことあれば面白いのにね」とお子さんと一緒にナンセンスな世界観を楽しむのがおすすめの読み方です。

2.2. 一緒に「春の風」の味を想像しながら読んでみよう

「春の風」の味って、どんな味だと思いますか?どうやら、その春風が一番美味しいのは5月5日のようです。絵本に登場する動物たちは、みんなこの春風の美味しさを楽しんでいます。目に見えないものを感じることの大切さが、とても自然に描かれています。大人は頭で考えてしまいがちですが、子どもと一緒に口をプカプカさせながら、春風の美味しさを想像してみませんか。

2.3. 既成概念は気にせず、世界観を楽しむ

こいのぼりの起源や風習などはちょっと置いおきましょう。この絵本は、既成概念など気にせずに、感じたまま、想像したままの世界観をそのままに楽しめる1冊です。次々と動物がマネをして行く姿がなんとも愛おしく、自由と平和に溢れています。子どもたちの豊かな想像力を育みます。

3. 『ちいさなこいのぼりのぼうけん』(4才から)

ちいさなこいのぼりのぼうけん

<あらすじ>
ももぐみのこどもたちが折り紙で作ったこいのぼり。こどもたちが帰ってから折り紙のこいのぼりは「もっと ひろい ところへ いかないか。」と冒険がはじまります。公園、バス、郵便局、駅、電車などを見たり、鳥に出会ったりと思いっきり外の世界を楽しみます。「そろそろ ももぐみに かえりたいな。」というときに、空は雨模様に・・・。

3.1. 舞台は幼稚園や保育園

このお話の舞台は、幼稚園や保育園です。 多くの子どもたちが、一日の半分近くを過ごす場所ですよね。そのため、子どもたちはお話の世界を想像し易く、絵本の世界にとても入りやすいのが特徴です。

3.2. お話の流れで、こいのぼりの折り紙も

みなさんは折り紙でこいのぼりを作ることが出来ますか?絵本のお話は、折り紙でこいのぼりを作るところから始まります。折り方の順番なども丁寧に描かれているので、ただ絵本を読むだけではなく、ストーリーに合わせて一緒にこいのぼりの折り紙も作るのも楽しいですよ。

3.3. 絵本の先は、自分だけのお話を作って楽しもう

子どもたちが作ったこいのぼりが、外の世界で色々と繰り広げる絵本なので、子どもたちが「自分たちが作ったこいのぼりもこうなるのかなぁ?」と、想像できるのが楽しい!絵本のストーリーを元に新しいこいのぼりの冒険物語を子どもと一緒に創作して、新しいお話を楽しんでみてはいかがですか?

4. 『かっぱのこいのぼり』(4才から)

かっぱのこいのぼり

<あらすじ>
かっぱまちの河童は、みんなどことなくうきうきしている様子です。そう、明日は待ちに待った5月5日!かわうそもサンショウウオもなまずもえびもみんなやってきて、前日からお祭り騒ぎ。そして、とうとう5月5日、目の前には・・・。

4.1. 登場するのはたくさんの妖怪

子どもはお化けや河童などの妖怪が大好き!この絵本では、河童が、こいのぼりを楽しむ様子が生き生きと描かれています。河童をはじめ、動物たちもこいのぼりを楽しみにしており、風景の細部まで丁寧に描かれた絵本は、子どもを飽きさせることなく楽しませてくれます。

4.2. 温泉街やお祭りが出てくる、大人にとってもちょっと懐かしい世界

舞台は、“いよのくに”の“まつやま”は“かっぱまち”。“ぼっちゃんでんしゃ”と“じょうちゃんでんしゃ”が走り、“河童温泉”もあります。そう、愛媛県松山市です(絵を描かれている山本孝さんの故郷だそうです)。登場する河童たちも「こんな人いるなぁ」なんて、人間をそのまま河童に変換しているようなキャラクターです。どこか懐かしい河童の世界をぜひ楽しんでください。

4.3. 見方によって、同じものでも違う風に見えることが分かる

人間はこいのぼりを地上から楽しんだり、どこか高いところから楽しみますが、河童はどこから楽しむのでしょう?そう、水の中なんです。まるで水槽の中の魚を見ているように、こいのぼりが本当に泳いでいるみたいに見える様子が描かれています。人間と河童の見え方の違いを比べてみるのも面白いかもしれません。

5.  『飛べ!マジカルのぼり丸』(小学校低学年から)

飛べ!マジカルのぼり丸

<あらすじ>
ベランダから外を眺めると立派なこいのぼりが沢山泳いでいるのに、僕の家のこいのぼりは、パパが新聞紙で作った小さなこいのぼり。おじいちゃんからは、鎧と兜のセットが届いたけど、やっぱり大きいこいのぼりが欲しい!そんな時に僕を殿と呼ぶ声が!突然、殿となった僕とまねきねこの奇想天外の冒険物語。

5.1. こいのぼりはただの乗り物

タイトルにこいのぼりとあるにも関わらず、こいのぼりが主役ではありません。それどころか、こいのぼりはただの乗り物です。ただし、こいのぼりが主役じゃなくても、面白いこと間違いなし!どんどん話に吸い込まれて、自分の居場所が分からなくなるような不思議な魔力がこの本には宿っています。

5.2. 読めば読むほど面白い!奇想天外な世界観

こいのぼり、よろい、かぶと、と5月5日のアイテムを身につけて、日本の年中行事や歴史的人物、昔話を縦横無尽に駆け巡ります(日本だけでなくハロウィンやクリスマスも!)。まるで、ジェットコースターに乗っているような次から次へと変わる場面。一度読んだだけでは理解することは難しいかもしれません。しかし、2度、3度と繰り返し読むことにより、ストーリーの楽しさに気付き、自然と読解力や想像力が養われます。

5.3. 知識もしっかり得られる

「訳の分からないまま、この本は終わってしまうの?」と不安に思われるかもしれませんが、ご安心ください。最後には、5月の豆知識と題して、「なぜ、こいをかざるの?」などのオマケの話がついています。本編後、しっかりと知識を得ることが出来るのもこの本の魅力。奇想天外なお話で柔らかくなった頭なので、記憶に残りやすいこと間違いなしです。

まとめ

こいのぼりの絵本と一言でいっても、とてもバラエティーに富んでいることがお分かり頂けたと思います。

こいのぼりの絵本がこんなにたくさんあるように、こいのぼりの楽しみ方はも一つだけではありません。今年の5月5日は、お子さんと一緒にこいのぼりの絵本探しを楽しんでみてはいかがでしょう?

jotaro2三輪丈太郎
1975年名古屋生まれ。生まれた時から子どもの本専門店の息子という肩書きが嫌で、ここ最近までは全く児童書に関わりのないフィールドに生息。ある日、大尊敬する人から「メルヘンハウスって良いと思う児童書をセレクトして置いているんでしょ?それって、良質なDJと一緒だね!」と言われたことがキッカケでメルヘンハウスに入社することを決意。メルヘンハウスの息子歴39年、メルヘンハウス歴1年のかなり遅れてきたルーキー。

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