『ケーキをもって』の作者、浦中こういちさんのインタビューです。

絵本を描きたいと思ったのは、子どもの目がキラキラしていたから

『ケーキをもって』(クレヨンハウス)の原画展が好評開催中の浦中こういちさん。先日、メルヘンハウスにご自身の原画展の様子を見に来てくれました。その際に色々とお話をお伺いすることができたので、今回はそんなスペシャルインタビューです。

表紙1-4-修正outline

『ケーキをもって』
浦中こういち/作
クレヨンハウス

保育士を9年やっていました。

Q:このたびは原画展の開催おめでとうございます!実際に並んだ光景を見てどうですか?
A:念願の原画展なので、とても嬉しいです!

Q:そもそも浦中さんは保育士をされていたんですよね?
A:中学2年生のときに「保育士になりたい!」と思い、保育士を9年やりました。

Q:絵本を意識するようになったのは、やはり保育士の経験からですか?
A:実は中学3年生のときの家庭科の授業で絵本を作ったんです。そのときは「絵本って面白いなぁ」ぐらいに思っていたのですが、保育士になってから絵本を子どもたちに読むと、子どもたちの目がキラキラしていたんです!その光景をみて「自分で絵本を描きたい!」って真剣に思うようになりました。

新しい絵本のアイディアがあると、メルヘンハウス代表の三輪に見せにきてくれます。

新しい絵本のアイディアがあると、代表の三輪に見せにきてくれます。

絵本を描く大変さと楽しさ

Q:絵本の創作は最初から順風満帆でしたか?
A:いえいえ、「傑作ができた!」と出版社に持ち込んでも全く相手にされないことも多々ありました。そんななかで、ある出版社の社長さんから「保育士を続けながら、描き続けなさい」と言われ、その言葉を信じて絵本の創作セミナーに通ったりしながら描き続けてきました。

Q:昨年発表された『バナナをもって』(クレヨンハウス)が絵本デビュー作ですが、書店に並んだときはどんなお気持ちでしたか?
A:書店に並ぶ前に家に見本が届いたのですが、「嘘?ほんとに出るの?」と信じられない思いでした。3年前にイラストを見てもらって、何度も修正をして、途中「もう出版はされないんじゃないか?」と思う時期もあったりしたので、嬉しいよりは信じられないという思いのほうが強かったですね。

自身の原画展の会場にて

自身の原画展の会場にて

もっともっと絵本を描きたい!

Q:今回の『ケーキをもって』原画展についてお聞きしたいのですが、実際に並んでみてどうですか?
A:決して派手さのある原画展ではないと思いますが、原画ならではの色を見て欲しいです。やはり、色に関しては原画にはかなわないですから。あと、厚みですね。絵の具の厚み(立体感)は本ではなかなかお伝えすることが難しいので。

Q:今回の『ケーキをもって』は、『バナナをもって』、『キャベツをもって』(すべてクレヨンハウス)の3部作の最後の絵本ですが、今後はどのような絵本を描きたいですか?
A:まずは自分が楽しく描き続けて行きたいです。そして、未就学児向けの絵本をもっともっと描きたいと思います。とにかく、子どもの目をキラキラさせたいんです!

原画展は2015年11月3日(火・祝)まで開催中です。
※2015年10月25日に行われる、浦中こういち絵本コンサート&紙皿ワークショップは定員に達したため、お申込み受付を終了しています。

プロフィール写真バナナ

浦中こういち
三重県在住のフリーのイラストレーター・あそび作家。
2008年、9年間働いた保育園を退職。2014年7月『バナナをもって』で絵本デビューし、同年12月にシリーズ2作目となる『キャベツをもって』を発表。そして、2015年8月にシリーズ3作目の『ケーキをもって』(すべてクレヨンハウス)を発表。全国を所狭しと飛び回る、今注目の若手作家のひとりである。

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