第107回「子どもがキーワード」

暖かかったり、寒かったりで……。

早くも2月になりました。みなさん風邪などはひいていないでしょうか。僕は1月に風邪でダウンしたので、それ以降は手洗い、うがいなどをマメにやるようにしています。やっぱり基本は大切ですね。

1月のメルヘンハウスは、先月と打って変わって静かでした。12月はクリスマスやお正月の準備があり、何かとワイワイしているのですが、1月や2月は例年静かに流れていくものです。それはメルヘンハウスに限らず、町全体が静かな気がします。そんななか、同級生が賑やかしにやってきてくれました。

再び「かなりさいこう!」な時間がやってきた!

同級生の名前は大友剛。彼は高校の時のクラスメイトで、今は日本全国を駆け巡り年間約250回のステージをこなす人気者です。今回は彼が翻訳を手がける「ねこのピート」シリーズ(ひさかたチャイルド)の3作目『ねこのピート はじめてのがっこう』の刊行記念として、絵本ライブをするためメルヘンハウスに来てくれたのです。そして、今回は頼もしい助っ人も一緒です。「ねこのピート」シリーズの編集者であり、僕と彼の高校の先輩でもある佐藤さんが来てくれました。

同じ高校出身の3人が、同じ空間で、同じ志をもって協力し合って一つのものを作り(創り)上げる。始まる前から、「かなりさいこう!」な時間になることを確信しました。絵本ライブの内容は、また後日お伝えするとして(前回の様子はコチラから)、午前中にも関わらず、子どもから大人まで50名を超す人たちが集い、一緒に楽しい時間を共有することができました。

予測していなかった今。

25年ほどタイムスリップして高校時代に戻ったとして、僕も剛(高校からそう呼んでいる)も今のこの状況を予測できていたか?と言われれば、2人ともNO!です。「まさか!」の出来事。そこに今回は先輩も絡んでいるわけですから(僕らの高校では先輩・後輩と呼び合う習慣がないので、違和感はありますが……。)、とても不思議です。ライブ終了後に3人でランチをしたのですが、話題が尽きることなくあっという間の時間でした。

僕らが行っていた高校とは、埼玉県にある自由の森学園という、名前の通り子どもたちの自由が尊重されている学校です。11月に各務原市で一緒だったチリンとドロンの2人は僕らの後輩です。編集の佐藤さんの同級生には、「ホネホネさん」シリーズ(福音館書店)などを書かれている絵本作家のにしむらあつこさんなどもいて、気付けば「子ども」をキーワードに活動している人たちが多い学校なのです。自由の森に関わる人たちを集めて、何か子どもに対して表現できないかなぁ?と結構真剣に考えています。

「子ども」がキーワードの繋がり。

話は全く変わり、こちらは本当に最近距離がどんどん縮まっているというか、いつも話をしていてウキウキしてくるマニュモビールズの今井さんと念願のディナーを。2人ともお酒にめっぽう弱いタイプで、ハンバーグ定食をつつきながら、珈琲をすすりながら、最後は水を飲み干して、あーだこーだ、やんややんやと楽しい時間を過ごしました。

今井さんも「子ども」をキーワードに、紙と糸だけでモビールを創作し、真剣に取り組んでいる方です。僕らがどうすれば子どもたちの手に絵本やモビールや素敵なモノを届けていくことができるだろうか?そのうえで、今の社会構造ってどうなんだろう?とか、こうやって文章にしてしまうと、なんだか小難しいディナータイムだったように思われるかもしれません。実際に隣席の女子会と思われる女性4人のグループからはそう思われていたかもしれません。しかし、少なからず僕は楽しかった!

絵本(児童書)、モビールとフォーマットは違えど、届けたい先は「子ども」。もっと大きなことを言うなれば、この社会のなかでの僕らの立ち位置、存在意義ってこと。そんなことを、近くでお話できる同年代(今井さんは僕より3つほど年下)がいるだけで、なんだか力がみなぎってくるのです。年末年始に2Fギャラリーを彩ってくれたマニュモビールズさんですが、また暖かくなった季節に、再度メルヘンハウスの登場予定です。乞うご期待!

おしまい

三輪丈太郎
1975年名古屋生まれ。生まれた時から子どもの本専門店の息子という肩書きが嫌で、ここ最近までは全く児童書に関わりのないフィールドに生息。ある日、大尊敬する人から「メルヘンハウスって良いと思う児童書をセレクトして置いているんでしょ?それって、良質なDJと一緒だね!」と言われたことがキッカケでメルヘンハウスに入社することを決意。メルヘンハウスの息子歴39年、メルヘンハウス歴1年のかなり遅れてきたルーキー。

 

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※駐車場は店の裏手に5台
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TEL
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