4歳におすすめの絵本10冊

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こんにちは!メルヘンハウスの三輪丈太郎です。

本の楽しみ方は年齢によって違います。赤ちゃんから2歳ぐらいまでは、リズムがよく繰り返しの絵本が良いとされていますが、3歳ぐらいからは起承転結のあるお話の絵本も楽しめるようになります。順調に絵本のある生活をしている子どもであれば、4歳ぐらいになるとその楽しみの幅はもっと広がります。

それでは、4歳の子どもに楽しんでほしい絵本を10冊ご紹介します!

1.知っているようで知らない名作『おばけのバーバパパ』

『おばけのバーバパパ』 アネット・チゾン タラステイラー/作・絵 山下明生/訳 (偕成社)

『おばけのバーバパパ』
アネット・チゾン タラステイラー/作・絵
山下明生/訳
(偕成社)

『はらぺこあおむし』(偕成社)と並び、知らない人はおそらくいないのでは?と思われる「バーバパパ」シリーズの初作です。みなさん、バーバパパはどこから生まれてきたか知っていますか?そして、最初は決して人気者ではなく、むしろ迷惑がられていたことも。体の形を自由自在に変えることが出来るが故に、街の人たちに迷惑をかけてしまうバーバパパ。しかし、ある時火事の現場で取り残された人たちを救う大活躍をして、一気に街の人気者へ!「おばけ」というと怖いイメージがありますが、バーバパパほど子どもたちに愛されている「おばけ」はいません。※ブックッククラブ年中4~5才児(Eコース)配本

2.古き良き母ちゃんが大活躍!『せんたくかあちゃん』

『せんたくかあちゃん』 さとう わきこ/作・絵 (福音館書店)

『せんたくかあちゃん』
さとう わきこ/作・絵
(福音館書店)

洗濯が大好きな母ちゃんが主人公の絵本です。とにかく何でも洗う!衣類に飽き足らず、犬も猫もネズミも下駄も、そして、人間の子どもたちもどんどん洗って、庭の木々に洗濯ロープを張り巡らし、干していきます。そこへ雲に乗った薄汚れたかみなりさまが落ちてきて、かみなりさままで洗ってしまいますが……。絵本の主人公である母ちゃんは、今時あまり見ることのない昭和の肝っ玉母ちゃんです。母ちゃんの気風の良いところ、読み終わるとまるで自分も洗濯されたような爽快感が広がります。昭和生まれの僕にとっては、「友達のお母さんでこんなタイプの人いたなぁ」なんて懐かしくも思いますが、平成生まれの子どもたちには、新鮮な母親像かもしれませんね。

3.足がどこまでも伸びる!?『あしにょきにょき』

『あし にょきにょき』 深見 春夫/作・絵 (岩崎書店)

『あし にょきにょき』
深見 春夫/作・絵
(岩崎書店)

足がどんどん伸びていく奇想天外な絵本です。美味しいものを食べるのが好きなおじさんが、セールスマンから大きなそら豆を買いました。そして、その大きなそら豆を食べたおじさんの左足がにょきにょき伸び出して家の外まで出ていってしまいます。もう止めることはできません!足は、林や森を抜けて、とうとう街までのび、色々なものを壊しながら進んでいきます。街はいったいどうなるのか?そして、伸びた足の行く末は?子どもたちはこのような奇想天外なお話の絵本が大好きです。メルヘンハウスの店内でもこの絵本を読んで笑っている子どもたちをよく見かけますが、その結末に子どもたちも大きく納得。さあ、どんな結末かは読んでからのお楽しみ!

4.これぞ絵本の世界!『かいじゅうたちのいるところ』

『かいじゅうたちのいるところ』 モーリス・センダック/作 神宮輝夫/訳 (冨山房)

『かいじゅうたちのいるところ』
モーリス・センダック/作
神宮輝夫/訳
(冨山房)

数年前に映画化にもなり話題となった絵本です。マックスはおおかみのぬいぐるみを着て大暴れ。とうとうお母さんに怒られて、夕ご飯抜きで寝室に閉じ込められてしまいました。そこからお話が始まります。寝室に木が生え出したと思ったら、やがて森となり、海も現れ船も登場!マックスは船に乗り込みかいじゅうたちのいるところに到着します。マックスはかいじゅうならしの魔法を使い、かいじゅうたちの王様となり、みんなで踊ったり、遊んだりして楽しみます。しかし、マックスは優しい誰かのものへ帰りたくなりました。子どもたちは、ワクワクしながらページをめくり、いつの間にかマックスに自分を投影して絵本の世界に入り込んで楽しむことでしょう。こんな絵本を一人でも多くの子どもたちに読んでほしいと思います。※ブックッククラブ年中4~5才児(Eコース)配本

5.本当に大切なこととは?『すてきな 三にんぐみ』

『すてきな 三にんぐみ』 トミー・アンゲラー/作 今江祥智/訳 (偕成社)

『すてきな 三にんぐみ』
トミー・アンゲラー/作
今江祥智/訳
(偕成社)

三にんぐみの泥棒がひとりの女の子と出会い変わっていく姿を描いた絵本です。全身黒ずくめの三にんの泥棒は、夜になると山から降りてきて宝を強奪し、山のてっぺんの洞穴にざっくざくと溜め込んでいます。ある日のこと、いつものように馬車に強盗に入ると、そこに宝はなく女の子がひとりいました。泥棒は女の子を抱え隠れ家につれて帰りますが、女の子に「宝はどうするの?」と言われ答え困ってしまいます。何故ならどうする目的もなかったから。そこで三にんぐみの泥棒が考えたこととは?個人的に絵本のなかで一番好きな絵本であり、父親の膝のうえに座って読んでもらった最初の記憶のある絵本なので、とても思い入れ深いです。しかし、そのようなことも省いても、世の中に対してものすごく強いメッセージをどの時代にも投げかけている絵本だと思います。「何のためにお金を稼ぐんだろう?」、「助け合うってどんなことだろう?」、「みんなで仲良く平和に暮らすってどんなことだろう?」、絵本を通して様々な問いかけを子どもたちにしています。※ブックッククラブ年中4~5才児(Eコース)配本

6.自由を求めて脱走!?『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』

『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』 バージニア・リー・バートン/文・絵 むらおか はなこ/訳 (偕成社)

『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』
バージニア・リー・バートン/文・絵
むらおか はなこ/訳
(偕成社)

50年以上も前から子どもたちに読み継がれている絵本です。小さな機関車ちゅうちゅうはいつも客車や貨車を引っ張って走っています。しかし、ちゅうちゅうは、客車などを引かなければもっと速く走ることができて、みんなの注目を集めることが出来ると考えました。そして、隙をみてひとりで走り出しましたのですが、そこで起こったことは、周りに迷惑をかけることばかり。終いには使われていない線路に迷いこんでしまい……。白黒だけで描かれた絵本ですが、機関車の疾走感がものすごく伝わってきます。お話も丁寧に描かれているため、電車好きの男の子だけでなく、女の子にも楽しめる内容になっています。4歳ぐらいになると保育園や幼稚園など集団での自分と周りとの関係などが出てくると時期だと思いますが、そんな子どもたちにおススメです。

7.心がカラフルになる!『ちいさなおうさま』

『ちいさなおうさま』」 三浦太郎/作・絵 (偕成社)

『ちいさなおうさま』」
三浦太郎/作・絵
(偕成社)

ページをめくるだけでも楽しい、とてもカラフルでお洒落な絵本です。ちいさなおうさまは大きなお城に住んでいて、大きな兵隊に守られています。おうさまの周りは体に見合わない大きなものばかり。ベッドも大きく寂しくて良く眠れません。そんなある日、おおきなおひめさまと結婚してたくさんの子どもたちに恵まれますが、そこからおうさまの生活がとても幸せなものに変わっていきます。『くっついた』(こぐま社)などで有名な三浦太郎さんの描く絵本は、とても洗練されているものばかりですが、その中でもこの絵本はコラージュなどの技法も使われており、とってもステキです。もちろん、お話もシンプルながらもしっかりとしたメッセージが込められていて、「幸せってどんなことだろう?」と、子どもたちがカラフルな絵本の世界のなかで感じることでしょう。

8.色のステキなお話。『あおくん と きいろちゃん』

『あおくんときいろちゃん』 レオ・レオーニ/作 藤田佳雄/訳 (至光社)

『あおくんときいろちゃん』
レオ・レオーニ/作
藤田佳雄/訳
(至光社)

色が主役の絵本です。あおくんは友達がたくさんいますが、その中でも一番大好きなのは、きいろちゃん。ある日のこと、留守番を頼まれたあおくんでしたが、きいろちゃんと遊びたくなり探しまわります。そして、きいろちゃんを見つけて嬉しくて、あおくんときいろちゃんはとうとうみどりになって一緒に遊びました。しかし、お互いみどりになったまま家に帰ったのですが……。作者は『スイミー』(好学社)で有名なレオ・レオーニ。色の特性を活かして見事にお話にしています。子どもたちは友達と遊ぶ喜びを描いてあることそのまま純粋に感じ、大人はまた別の目線で深読みして楽しめる絵本です。

9.面白いだけじゃない!『キャベツくん』

『キャベツくん』 長 新太/文・絵 (文研出版)

『キャベツくん』
長 新太/文・絵
(文研出版)

絵本には色々なジャンルがありますが、「ナンセンス絵本」というジャンルの代表作といっても過言でないのが、この『キャベツくん』です。キャベツくんが歩いていると、ブタヤマさんがやってきて、「おまえを食べる!」と言います。しかし、キャベツくんは怖がることもなく「ぼくをたべると、キャベツになるよ!」と反論。そうすると、キャベツの形になったブタヤマさんが空に浮かびます!その後もヘビ、タヌキ、ゴリラ、カエル、ライオン、ゾウ、ノミなど色々な動物が「もしもキャベツくんを食べたなら?」という想像が続きます。毎回キャベツの形になってしまう動物の形にブタヤマさんは「ブキャ!」とビックリして声をあげます。この「ブキャ!」に子どもたちは声を大笑い!「こんな意味のわからない本なんて。」と思われる大人の方もいらっしゃいますが、子どもたちはこの本に描かれているキャベツくんとブタヤマさんの関係性(敵と味方でなく友達)をしっかりとつかんで楽しみます。※ブックッククラブ年中4~5才児(Eコース)配本

10.勇気をもって前に進む!『とべバッタ』

『とべバッタ』 田島征三/作 (偕成社)

『とべバッタ』
田島征三/作
(偕成社)

バッタが成長していく様子を描いた絵本です。天敵に見つからないように茂みのなかで毎日ビクビクしながら暮らしているバッタ。しかし、怯えながら生きていくのが嫌になったバッタは決意して、天敵に見つかることを恐れることなく外に出ました。もちろん、天敵はバッタを見つけて襲いかかってきますが、必死で立ち向かいます。そして、ある時、自分の背中についている羽に気付き夢中でばたつかせます。躍動感と生命力溢れる絵と、何に対しても諦めることなく立ち向かっていくバッタの姿に、子どもたちは何を思うのでしょうか。今の世の中だからこそ、しっかりと子どもたちに手渡したい絵本です。

まとめ

絵本を選ぶときに、大人は「この絵本を読んだらお利口になるだろうか?」などと、どうしてもその見返り求めがちです。しかし、せっかくお話の世界の楽しさをわかってきた4歳ぐらいの子どもたちには、存分に絵本を楽しんでほしいと思います。

是非とも子どもたちが気に入った絵本を一緒に楽しんでくださいね!

また、子どもの本を選書するサービスもありますので、是非ともご活用してみてくださいね!ogp画像修正

 

jotaro2三輪丈太郎
1975年名古屋生まれ。生まれた時から子どもの本専門店の息子という肩書きが嫌で、ここ最近までは全く児童書に関わりのないフィールドに生息。ある日、大尊敬する人から「メルヘンハウスって良いと思う児童書をセレクトして置いているんでしょ?それって、良質なDJと一緒だね!」と言われたことがキッカケでメルヘンハウスに入社することを決意。メルヘンハウスの息子歴39年、メルヘンハウス歴1年のかなり遅れてきたルーキー。

 

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